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2008自民党総裁選関連 09.12

麻生氏、議員票6割確保 1回目投票で決着濃厚 本紙調査

 福田康夫首相の後任を決める自民党総裁選(22日投開票)で、4回目の挑戦となる麻生太郎幹事長(67)=麻生派=が国会議員票(387票)のうち230票を固め、6割を確保したことが11日、産経新聞の調査で分かった。47都道府県連に各3票割り当てられた地方票(141票)でも麻生氏の優勢が伝えられており、1回目の投票で麻生氏が過半数を獲得する公算が大きくなった。他の4候補は必死の巻き返しを続けており、決選投票に持ち込めるかが焦点となる。

 調査は10、11日に各陣営や各派閥幹部、国会議員らから聞き取り取材し、独自に集計した。

 それによると、麻生氏は各派から幅広く支持を集め、国会議員票の過半数である194票を20票以上も上回った。次いで与謝野馨経済財政担当相(70)=無派閥=が50票前後を固め、小池百合子元防衛相(56)=町村派、石原伸晃元政調会長(51)=山崎派、石破茂前防衛相(51)=津島派=らも20~30票をそれぞれ固めた。20~30人はいまも態度をはっきりさせていない。

 派閥別にみると、二階派は全員、伊吹、麻生、高村各派もほぼ全員が麻生氏を支持。第3派閥の古賀派は会長の古賀誠選対委員長ら過半数が麻生氏支持に回った。津島、山崎両派でも、過半数近くが麻生氏支持を表明した。

 一方、2位の与謝野氏は、参院津島派が11日に支持を表明、古賀派でも旧谷垣派を中心に3割近くが支持している。しかし、かつて所属していた伊吹派が4日に早々と麻生氏支持を決めてしまった上、支持を期待していた衆院津島派も石破氏の出馬などで、「非麻生」の受け皿となるシナリオが崩れ、苦戦を強いられている。

 小池氏は、所属する町村派で最高顧問の森喜朗元首相が8日に麻生氏支持を表明したことを受けて半数以上が麻生氏に流れ、支持勢力は11日に表明した中川秀直元幹事長ら約20人にとどまった。石原氏も所属する山崎派の3割、石破氏も津島派の3割程度しか固められていない。

URL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/177757/



麻生過半数突破の勢い 地方で圧倒、地滑り

自民党総裁選は10日告示され、「大本命」の麻生太郎幹事長(67)のほか、与謝野馨経済財政担当相(70)、小池百合子元防衛相(55)、石原伸晃元政調会長(51)、石破茂前防衛相(50)の5人が出馬した。政治評論家の小林吉弥氏が、22日投開票される各候補の獲得票を予測したところ、麻生氏が過半数突破の勢いをみせ、独走しているという。自民党が“ボロ隠し総選挙”の顔として、麻生氏を指名する公算が強まっている。

■政治評論家・小林氏が票を読む

 「総裁選の焦点は、(1)次期総選挙の顔になるか(2)経済政策への支持が高いか-の2点に絞られた。これに合致する候補は麻生氏しかいない。決選投票なしで、麻生氏が1回目の投票で勝利を収める」

 選挙予測で定評のある小林氏は話す。獲得票予測は、最新の各種世論調査や党内各派閥の情勢、地方県連の動向などをもとに、小林氏が独自に分析した。

 まず先に投開票される地方票(141票)だが、小林氏は「麻生氏100票、与謝野氏11票、小池氏15票、石原氏10票、石破氏5票」とみる。麻生氏が全体の7割以上を獲得する圧勝ぶりだ。

 「地方の麻生人気は高い。景気が急速に冷え込むなか、財政出動も視野に入れた麻生氏の経済政策は受け入れられやすい。県連は3票ずつ持つが、麻生氏が地滑り的に票を集める」

 「与謝野氏の『増税容認論』はやはり敬遠される。小池氏には『反麻生』『非麻生』票がある程度集まる。石原氏は『親の七光』が目立ち、線が細い。危機的な自民党を牽引できない。石破氏は外交・安保は強いが、内政は未知数だ」

■麻生嫌い根強く…議員票は「218」

 帰趨を決める国会議員票(387票)は、どうか。小林氏は「麻生氏218票、与謝野氏96票、小池氏25票、石原氏25票、石破氏23票」と分析する。

 地方票のような大差にならない背景について、小林氏は「麻生派(20人)と伊吹派(28人)、二階派(16人)は『麻生支持』でほぼ固まっている。他派閥は麻生氏優勢だが、割れている。政策の違いもあるが、党内の『麻生嫌い』も根強いからだ。小池氏が所属する町村派(88人)は麻生支持が多いものの、与謝野、小池、石原各氏に票が流れる。石破氏が所属する津島派(70人)や、石原氏が所属する山崎派(41人)も3、4分裂状態」とみる。

■避けたい決選投票

 1回目の投票で、過半数(264票)を獲得する候補がいない場合、上位2人の決選投票となる。

 だが、小林氏は「決選投票になると党が二分した印象になる。自民党は総選挙前にそれは避けるだろう。ただ、麻生氏が絶対的権力を握るのも嫌う。地方票の開票後、絶妙な票の配分があるはずだ。キーマンは森喜朗元首相と青木幹雄元参院議員会長、古賀誠選対委員長だろう。全体で7割以上を獲得すれば圧勝だが、318票では6割程度で圧勝とはいえない」と話す。

 先月25日、夕刊フジの「総選挙 政党別獲得議席予測」で、小林氏は「福田首相で総選挙となれば、自民党は100議席減で下野する。麻生首相となっても過半数割れする」と分析した。

■舌禍飛び出し致命傷の危険性も

 福田首相による無責任極まる「政権放り投げ」後、候補者乱立となった総裁選に注目が集まり、自民党を直撃していた年金問題や後期高齢者医療制度などへの批判はやや薄らいだ。福田首相が演出したメディアジャックは成功したといえるのか。

 小林氏は「麻生、与謝野、小池の3氏による選挙戦なら、自民党にプラスだったが、石原、石破両氏が参戦し、山本一太参院議員までが出馬意欲を示したことで、総裁選が安っぽくなった。国民は『失政隠蔽のお祭り騒ぎ』『総選挙前のパフォーマンス』と冷めている。辞任表明から20日以上の長い総裁選は飽きられる可能性があるうえ、麻生氏の致命傷である舌禍が飛び出す危険性もある。計算通りにはいかない」と話している。

URL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/177432/


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